SUBIC-003

赤外線リモコンの簡易中継を行うための中心的な機能を提供するICです。
通信中のデータに類似する新たなLED発光パターンをリアルタイムに生成して出力します。
変調周波数は約38kHzで、必要であれば±3kHz程度の調整が可能です。(細かな調整は出来ません)

パッケージ: 8ピンDIP
電源電圧 : 3~5V 
機能保証 : 一切ありません。 下記「注意事項」も参照。
注意事項 : 本機能はソフトウェアで処理しています。よって以下の点にご注意ください。
       1)内部発振していますのでそれなりのノイズ源となります。
       2)プログラムはフラッシュメモリーに書かれています。
         この内容は未使用時に於いても未来永劫に渡って内容が変化しないことを保証されている
         ものではありません。
       3)動作仕様は予告なく変更する場合があります。

◎各ピンの機能
ピン番 ピン名称 I/O
/TEST Lo:スリープモードへの移行を行いません。
※内部プルアップ済み。
/Fadj Lo:Fcontの状態を変調用周波数の調整に反映させる。
※内部プルアップ済み。
Fmon 変調周波数確認用出力   ※スリープ状態では出力されません
VSS  
/Ir 受光モジュールからの信号を入力  ※Loアクティブ
Fcont 変調周波数調整用アナログ入力  VSS~VDD
VDD/2を基準に±3kHz程度の可変が可能です。
40kHzへの対応や、温度や電源電圧による微調整を行う場合に利用します。
※/FadjピンがLoの時のみ有効
LED LED点灯用出力。 Hiアクティブ
この信号をLEDドライブ回路に接続してください。
VDD  


1)変調用周波数はデバイス内の発振器を使用して約38kHzになる様な設定を行っていますが個体差があり、またや電源電圧によっても変動します。よってこの周波数は一定ではない事をご承知の上でご使用ください。
一般的なリモコン用受光素子では数キロHz程度の誤差はあまり問題にならない様です。

2)“/TEST”が未接続またはHiの状態で“/Ir”がHiの間はスリープ状態となります。
本デバイスは“/Ir”の立下りでスリープの解除を行い、その後のHiレベルを待って変調周波数などの設定を更新しスリープ状態に移行します。
スリープ解除には70~100μs程度かかりますので、その分データの幅が短くなります。