店舗敷地からのはみ出し駐車に対する自治体や警察の対応

夢企画  2023/6/22

 ◎公開に至った切っ掛け
 2017年か2018年くらいから、福岡市東区馬出5-2-20の敷地から歩道に大きくはみ出した車を頻繁に見かける様になり、しばらく様子を見ているとほぼ常態化していると思えるほどに酷い状況と感じた。
 よって改善への働きかけを行ってきたが既に5~6年が経ち、最近は少し改善傾向にあるのかなと思う瞬間もあるが根本的な改善は望めない様なので、個人的意見とこれまでの経緯等を記録として公開することにした。
 ついでに歩道の利用に関する他の問題も余談として付け加えている。

 ◎主に関係する団体・部署
・警察
・福岡市 都市景観室
・福岡市東区役所 維持管理課
・自治協議会/町内会
・北九州市
有限会社日之出不動産
有限会社武道鈴木
・KiLA hairdesign


 ◎基本情報
・歩道へはみ出した様な状態での駐車は、厳密にいえば違反らしい。
 ※福岡県警察の判断は得ていないが、県交通安全協会の警察OBに写真を見せて尋ねると、「完全にアウトで今は直ぐに検挙出来る」という人がいたかと思えば、現役警官は「検挙はしない」という。(「出来ない」では無く「しない」と言う言葉遣いに注意!)
  何れにしても、信用・信頼に値しない事だけは確かだということ。



2023/6/22
 本ページを公開。
 福岡市及び北九州市へ公開を通知。
 事実経過や認識の誤りを受け付ける内容を含めて、日之出不動産・武道鈴木(本店)・KiLAへ公開を通知。

2023/6/27
 東警察署より電話があり・・・
 これまでも店舗には一応警告を行い、交番等でも注意して見ていたらしい。
 「今後は店舗に対する注意警告だけでなく、即違反として処理できる様な方法で臨む」との言葉もありましたので、根本的な改善を期待したいと思います。
 願わくは、ここだけでなく同様の状況にある場では迅速に統一された処理を行っていただきたいものです。

2018/10/2 (1)
事例1

2018/10/2 (2)
事例2

2018/10/22 通報
20181022 通報

2018/11/22 通報
事例3

事例4

事例5

事例6

2020/11/19 通報
事例7

2022/12/7
事例8

2018/6/18
事例9

2018/6/19
事例10

2020/11/10 通報
事例11

事例12

2023/5/8
事例 2023/5/8

2023/5/11
事例13
福岡市東区馬出5-2-20

 左の複数の写真の様に、店舗前の敷地から歩道側に大きくはみ出してとめられている状況がある。
 因みに、車の出入りの瞬間を撮ったものではなく店舗に関わる者によってそのまま何時間も置かれていたりしている現場である。

 この場所には3つの店舗があり、小型の車がとめられるくらいの狭いスペースがある。
 駐車場として利用する目的なのかどうかは不明だが、一応車止めのブロックがあり枠線が引かれている部分がある。

 当初は「有限会社武道鈴木」の前にとめられていた白い車が歩道に大きくはみ出す様なとめ方を頻繁に繰り返していた。
 ここにある店舗の利用者が今日堂々とはみ出してとめているのは、この車を基準にしてとめることに慣れた事が要因の一つではないかとも思う。

 まあ一つの要因の可能性があるだけで、本来は事業者や利用者としての個々人の良識の問題である。

 ※記録を残していなかったのでなんとも言えないが、「武道鈴木」「KiLA」の店舗に対しては直接手渡しではないものの、店舗周辺に関する注意事項等を含めた文書を配布している。


2018/10/3
 東区役所維持管理課に対し、状況説明と注意喚起を促すメールを送信。
 注意や指導が行われたかは不明。

2018/10/22
 白・黒の2台が歩道上に大きくはみ出していたので警察へ通報

2018/11/6
 14時40分くらいにもはみ出し駐車が2台。
 県警の相談係にて、この様な状況における駐車違反の判断等について相談・・・

2018/12/29
 問題の発端である武道鈴木に対し、良識ある事業者としての責任を促すべく、本店の問合せページから状況説明と改善依頼を送信。

 ※「武道」と付いているので、人格や道徳心に期待したが、何等の改善も図られることは無く、単なる「武道具屋」さんで、武道の精神は欠片もなかった。後に県警でも「武道具等の取引があって黙認してんじゃないの?」と冗談をとばしてみたが、どちらも見掛け倒しだし・・・。



2020/10/26
 店舗の管理会社である日之出不動産に状況写真等を見せて直接改善を依頼。
 交通安全協会の警察OBに相談するも、役に立たない110番通報しかないと判断。
 昼前に武道具店にいつもの車があったので早速110番通報。(11:04)
 警察がバイクで対処に来たのは約20分後の11時25分頃。
 一応口頭での注意はした様だったが・・・なんの改善もない。
 
2020/11/10
 110番通報

2020/11/19
 11:47 110番通報
 12:07 バイク警官到着 注意のみ行った様子

2020/11/21
 状況は変わらず。

2020/12/15
 15:05 110番通報

  ・
  ・
  ・
 何等の改善もなし




問題点 -----

1)美観
 いろんな色や形状の車が凸凹しながらも道なりに沢山並んでいれば、ある意味美的なのかも知れないが、障害物も無い綺麗な往来の一部のみが、開かれていた空間を圧迫し通行を妨げている。
 好ましい景観や環境とはとても言えず、都市景観という観点から福岡市都市景観室へ改善を促すも特に関心なし。
 都市景観室が関心は無くても、モラル向上に関する部署もあったはずなので、そういう部署を通して店舗等にも直接働きかけるべきだが・・・全くなされていない様子。
 

2)往来妨害
 普通に考えても悪質な往来妨害である。
 
3)危険性
 視覚障害者の杖が車体下に入ったまま前進すれば、身体を突かれる様な形になったり手首を捻じ曲げられる様な形になったり、更に防御の体勢も整えずに進んでいるので変な形で転倒・・・。
 弱視者にとっても、急な障害物は危険。
 小さな子ども達にとっても、急に走り出してぶつかったり、その反動で転倒する事もある。
 歩道上を自転車が通っていれば、車両で隠された所から急に子どもやペットが飛び出す様な事もあり得る。
 もし事故が起こった場合、この連中はどういう責任をとるんだろうか?

4)犯罪
 点字ブロック上やその周辺に車体を置くということは、点字ブロックを頼りにしている人にとっては危険な場所へ誘導されていることになり、店舗事業者を含め明らかな犯罪行為。
 公道上で進行を遮る様に縄を張ったりすれば立派な犯罪じゃないかと思うが、事故を誘発する様な形で車両を長時間置いても罪にはならないとは、どういうことなのか不思議。


5)問題行為の助長
 違反を違反とせずに口頭注意のみで済ませる。
 当然駐車させた人間は慣れて他でも同じことを行うし店舗側も同様に何の責任も義務も配慮についても感じることは無い。
 更にこの状況を見ている一般の人たちも、この程度なら何のお咎めも無しという認識となり、平気で同じ様な状況を作り出す様になる。
 つまり警察や自治体は、表向きは交通安全だの、公道上の安全確保だの、モラル向上だのとは謳ってはいても実態は問題行為を助長する事しか行っていないということ。
 この人たちは、公金を使って自ら問題行為を実践する人を育て、対策という名の仕事を作りだし利益を得る・・・そういう仕組み作りが大好きな様だ。


6)責任感
 歩道へはみ出した駐車が運転者の責任なら、その駐車場を提供している店舗事業者や管理会社は事業者として、また土地や店舗の所有者も管理責任と社会に対する責任という観点からの相応の責任感を持つべきで、人や社会への迷惑を助長したり迷惑をかけなければ出来ない様な事業は止めるべき。
 配達等で数分間の駐車とかならまだしも、それでも連続して長時間続けば立派な迷惑事案。
 この店舗の様に1時間・2時間やその連続ともなれば、もはや事業にかかる歩道の占用とみなすべきで、それなりの手続きを行い危険が無い様に誘導員を配置したり点字ブロックの引き直しや危険を示す囲いを設けるなどの環境を関係者自身が整えるべきである。


7)試み
 この様な迷惑駐車を平気で行う方々を対象に、罰則金は無くとも違反点数を加点するべき。
 運転者は使用者として、また車両の最終的な管理者として所有者にも加点。
 運転者が所有者であれば当然両項目分に悪質性を加えて更に加点するというのはどうだろうか?
 自治体としては、事業者の管理責任と言う観点からの店舗使用者や管理会社への罰則を盛り込んだ条例でも制定してはどうだろうか?
 まちづくりに関した現行法等に罰則を盛り込むとかもあり?。

福岡市 屋外広告物の手びき」にも広告物設置時の配慮事項として他の法令等を基にした内容を載せている。
 数値的な内容は別として、この様な配慮や規制は、「広告物に関しては・・・」とか、「車両に関しては・・・」とかは全く関係ない話で、全てに共通の認識とされるべき内容である。

 歩道へのはみ出しが厳密には駐車違反であるにも関わらず、警察は取り締まりも検挙も行わない等という馬鹿げた融通を利かせているのであれば、点字ブロックを覆ったりブロックから一定の範囲に入っている場合は厳格に検挙するという融通を利かせても良いのではないだろうか。 こういう場面でも警察に於ける良識の欠如が如実に現れている。
 酒気帯び運転でも検出量により違反の判断を分けているなら、はみ出し幅や誘導のための敷設物からの距離に基準を設けて厳格に対処出来る様に改善するべきではないだろうか?
 他の法令やその意味を考えて、少しは頭を働かせてくれ・・・と望むばかりである。

白杖ふり幅の参考値

余談1: 歩道を完全に塞いで駐車
 写真等の記録を破棄したみたいで資料としては残っていないが5~6年くらい前の夕方、歩道柵の付いた細い歩道上に軽自動車が駐車されていた、点字ブロックも敷かれており当然車体の下に向かっている。
 普通の人でも往来が困難なほど完全に歩道を塞いでいて、しかも長時間置かれていたので警察に通報しておいた。
 その後警官が確認に来ていたが、結局翌朝までそのまま。
 後日、現場を担当した警官にたまたま会ったので処理について尋ねると、車道を塞いでいる場合以外はレッカー移動にはならないらしい。
 今回の件は、ナンバープレートから所有者を調べて反則金等の書類を送るそうで。
 なんと素晴らしい! 車への障害物は強制移動の対象だが、車によって歩道を完全に塞がれている様な状況であっても人への障害物は放置ということらしい。
 もし視覚障害者が杖を使って進んで来て杖が車体の下に入り、単なる接触転倒だけではない大きな被害を被った場合はどうなるのだろうか? あるいは引き返して他の道を探る過程で車道に出てしまい、走行中の車に接触するなど・・・
 もし被害が発生した場合、警察は危険性を知りながらその状況を放置したことになり、故意とまでは言えなくても単なる過失で済まされる話しではないし、駐車させた人物と共に幾ばくかの責任を負うべきであると考える。
  この場合はやっぱり国家賠償請求という事になるんだろうか?


 とりあえず事故になっていなくて良かったが・・・
 

交差点等の歩道の切れ目
北九州の点字ブロック敷設

突き出た案内板
案内

点字ブロック延長線上の車両
歩道へのはみ出し
余談2: 北九州市で目にした不具合候補
 最近はどうなのか分からないが、昔から思っていた事に点字ブロックの敷設方法の違いがある。
 縁石等によって明確に分けられている歩道での点字ブロック敷設で、福岡市では概ね歩道に沿って全体的に敷設されている事が多く「誘導」の意味合いが強いが、北九州市では駅や大きな施設周辺を除き、歩道の切れ目や横断歩道付近だけの敷設であることが多いと感じており、横断歩道等を示す事のみのに徹していると思われる。
 実際に点字ブロックを頼りにしている人にとってどちらが良いのかは分からないが・・・
 福岡市では点字ブロックの破損(剥がれ・浮き等)が頻発しているので、保守にそれなりの経費ががかかっていると思われるし、対処にも時間がかかっている様子。
 樹脂のシート状の物を剥がれたまま放置されると滑る事もあり極めて危険・・・しかし何ヵ月も放置される事もある。

 そんな中、北九州市では左の写真の様な、支柱の途中から板が突き出た様な形の案内板が増えている様に感じる。(地面から約80cm、幅は約50cm)
 写真の場所では一応点字ブロックによる誘導線上からは離れた所に配置されていて、「ここは視覚障害者等は通らないだろう」という予測のもとに設置されていると思われるが・・・個人的には全く評価出来ない仕様だと思う。
 突き出された部分の長さや形状にもよるが、基本的に人の往来がある場所に於いては、一般的な人の背丈以下の高さで急に何かが突き出た様な形の工作物を設置するべきではないと思う。
 北九州市に於いても広告物やまちづくりに関する法令があるはずで、そこには街中に於ける工作物に関する規制や配慮を示した内容も盛り込まれているはずである。
 もしこの様な形状の工作物に関する明確な規制が無かったとしても、良識的に考えてあまり良い形状とは思えない。

 自治体が設置したのかJRや西鉄等の公益事業者が設置したのかは分からないが、一応北九州市の防災マスコットキャラクターが描かれているので、自治体が関係している事は間違いない様だ。

 設置者が自治体であっても公益事業者であっても、事業周辺についてもう少し考えるべき事があるのではないかと思う。

 3番目の写真は、横断歩道を渡って点字ブロックの延長線上に駐車場から歩道にはみ出している車両がある状況で、どこでも同じだろうなと思いつつも折尾警察署の対応に一抹の期待をして、近くにあった交番でこの様な状況で違反切符を切るかどうかを尋ねてみたが・・・やっぱり通報等があれば注意を促すだけということだった。
 駐車した本人が付近に居なければ、そのまま放置で何も無かったという事になるのだろう。 
 まさに駐車違反や迷惑駐車を助長する処理としか言えない。


歩道を違法占用
エコチャリ吉塚店舗前

違反広告物で公共の標示を破損
自転車放置禁止区域の標識を破損

自転車放置禁止を無視
自転車放置禁止区域に放置
余談3:
 2012年くらいからのエコチャリ吉塚店(当時)の場合。
 ・明からな歩道の違法占用
 ・違反広告物の設置と夜間放置
 ・視覚障害者への配慮を無視
 ・自転車放置禁止区域である事を示す標示を自店の広告掲出により破損・汚損
 ・店舗前に自転車放置禁止区域と示されているにも関わらす自転車を放置
 ・交差点での事故時の被害拡大に繋がりかねない陳列
 ・店舗前のゴミや落ち葉等をブロワ等で車道に落とす
  等など・・・利用者にとってはどうだか知らないが、社会規範からすると極めて好ましくない事業者としか言えない。
 当時のフランチャイズ本部からは改善するとの回答は得るものの何ら改善されず。
 改善への働きかけを行うも、博多区は口頭注意のみ、警察は何もしない、市役所も何もしない。
 一番最初に問題視するべき自治会や店舗の管理会社も何もしない・・・

 市の役所や警察では話しにならないので、当時の国土交通省や行政評価局等への働きかけで、やっと役所と警察で連携してなどという曖昧な連絡をもらったが、当たり前の事をするらしい方針の弁を得るだけで約7年もかかっている。

 いかに誰も何もしない世の中なのかがよく現れている。
 更に店舗オープン当初にテレビ等の番組で好意的に取り上げていた地元メディアも異常としか言えない。

 ちなみにこの店舗は、以前ソフトバンクの携帯ショップが入っていたと記憶しているが、その頃から店舗前の歩道を駐車場代わりにしているかの様に、大きな乗用車が度々停まっていた。
 客なのか店舗オーナーなのか建物の所有者なのかは知る由も無いが・・・。
 
 
 
 

余談4:
 MrMax吉塚店横の極めて細い歩道上で、俗にいうネズミ捕りを行っていた様だった。
 とても細い歩道なので擦れ違うのもギリギリ、電柱だけでも邪魔と感じ状況によっては車道に降りて進む様な場所。
 そんな細い歩道上の電柱に隠れる様にして機械と共に2人が椅子に座り(?)、すぐそばにあるマンションの駐輪場の様な場所に1人が立っていた。
 自分は向かいの歩道を歩いていたので問題は無かったが・・・どうみても邪魔。

 無理して往来の邪魔になる様な場所でネズミ捕りを行う様な暇があったら、先の様な問題のある場所について何度も通報や相談をしているので、それらについて確認・指導・検挙を粛々とやってくれ・・・という話である。